遥かに仰ぎ、麗しの
遅ればせながら、プレイしました。
去年のトップ3作品のひとつに挙げらているのが納得できる作品でした。
生徒は舞台となる分校に最初から入学した分校組と、本校から諸事情で移ってきた本校組とに分かれるのですが、シナリオもこの切り分けで担当されており、結果本校系のシナリオと分校系のシナリオとの差が激しいものになっています。特に、主人公はある意味別人になっています。
とはいえ、根幹に流れるものは親に捨てられた過去から、親密になることへの恐れ(親密な者との別れへの恐怖)と誰も見捨てないという信念の共通項があり、前者の克服がテーマと言えます。
シナリオライターが複数制なのはよく見かけますが、ここまではっきりと差を出し、その上で作品として成り立っているところに完成度の高さを感じました。中身的には人によって感じるところは違うかと思いますが、多くの人に支持されている一端を見た気がしました。
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